Weedonのフェミニストとポスト構造主義に関する本の第1章と第2章を読みました①

英国ウェールズのカーディフ大学のクリス・ウィードン(Chris Weedon)の「Feminist Practice and Poststructuralist Theory」の第1章と2章を読みました。

  • Weedon, Chris. “Feminist practice and poststructuralist theory.” 2nd edition (1997).Blackwell Publishing
第1章ではフェミニストの理論について概観し、第2章ではポスト構造主義の原則について説明していました。

第1章では、フェミニズムは政治学であり、社会における男女の権力関係を変えるためのものであると述べた上で、フェミニストの理論を4つに分けていました(p.4)

  • リベラル・フェミニズム-現在の社会・政治的制度を根本的に変えずに、すべての場において男女の平等を目指すこと。
  • ラディカル・フェミニズム-現在の社会秩序を変化させ、女性が男性に従属しないようにすること。リベラリズムと違うのは現在の社会秩序の根本的な変化を求めているところです。
  • ソーシャリスト・フェミニズム-父権社会というのは社会制度であり、階級や人種とも切り離せないものであるので、男女差だけでなく社会制度全体の変化を目指すこと。さらに、ジェンダーというのは社会的に生産され、歴史的に変わっていくものといっています。
  • ポスト構造主義・フェミニズム-実際に権力(パワー)関係がどう作用しているのか調べることを通して、それの変化を試みること。

第2章ではこの4つ目のポスト構造主義について詳しく説明しましたが、長くなりそうなのでまた今度にします。