教科書「まるごと」が続々と刊行されていました。

この前の記事で少し紹介しましたが、文化芸術交流、日本語教育・日本研究支援を行っている独立行政法人の国際交流基金は、現在「まるごと」という教材を開発しています。

  • The Japan Foundation (2013). Marugoto: Japanese Language
    and Culture (Starter A1): Coursebook for communicative language competences. Japan Foundation. 

この教科書「まるごと」の特徴は、JF日本語教育スタンダードに準拠していることです。

ちなみに、JF日本語教育スタンダードは、ヨーロッパ言語共通参照枠(詳しくはこちら)を参考に作成されたものです。日本語を使って何が「できる(Can-do)」かという点から習熟度を図っていて、よくある文法積上式の教科書とは異なるアプローチをとっています。

「まるごと」のA1(入門)の試用版ができたころに一度説明会にいったことがあるのですが、2013年と2014年の間にA1, A2(初級)が市販され、A2/B1(初中級)の試用版も発行されていたようです。

A1レベル以外の教科書はまだ手に取ったことがないので、今度見てみようと思います。日本文化にもかなり重きをおいているようなので、この教科書の中でどのように「日本文化」が描かれているのか気になります。