批判的談話分析(Critical Discourse Analysis)について③―Teun van Dijk(テウン・A・ヴァン・デイク)

Teun van Dijk

Teun van Dijkも批判的談話分析で有名で、驚くぐらい精力的に活動しています。Discourse & Societyをはじめとする学術誌の編集委員もしています。

彼自身のホームページはかなり情報が充実していて、批判的談話分析の基本文献の紹介もされていますし、彼自身の古い論文も無料で公開されています。

最近は2014年に以下の本を出版したようです。

  • Van Dijk, Teun A. Discourse and knowledge: A sociocognitive approach. Cambridge University Press, 2014.

 

この前も紹介しましたが(前回記事①前回記事②前回記事③)、van Dijkもディスコース分析を通して社会・政治的問題を見つめるという点では昨日紹介したFairclough同じですが、Faircloughがよく引用している選択機能体系言語学(SFL)にはかなり批判的なようですね。

私がかじった範囲だと(参考:前回記事③)、心理・認知面に重きを置いたディスコース分析をしているようです。

 

今回のシリーズ

他の記事もよければご覧ください。

  1. 批判的談話分析(Critical Discourse Analysis)について①―日本語の文献
  2. 批判的談話分析(Critical Discourse Analysis)について②―Norman Fairclough(ノーマン・フェアクラフ)
  3. 批判的談話分析(Critical Discourse Analysis)について③―Teun van Dijk(テウン・A・ヴァン・デイク)
  4. 批判的談話分析(Critical Discourse Analysis)について④-方法論
  5. 批判的談話分析(Critical Discourse Analysis)について⑤-実例
  6. 批判的談話分析(Critical Discourse Analysis)について⑥-批判