Fogle (2012):国際養子縁組でアメリカに渡った子どもの言語学習・アイデンティティについて

下記のFogle (2012)では、国際養子縁組でアメリカに渡ったロシア語話者(ロシア・ウクライナ)の子どもの言語使用を調べています。

  • Fogle, Lyn Wright. Second language socialization and learner agency. Vol. 87. Multilingual Matters, 2012.

調査に参加したのはアメリカの養子縁組をした3家庭です。いずれのケースも子どもたちは英語が分からない状態でアメリカに移住しています。この3家庭の日常の会話の分析を通して、その子どものagency(主体性)について考察していました。

親に反抗する、積極的に質問する、コードスイッチングするなど方法は違うものの、それぞれの家庭で子どもは主体的に言葉を使っていたと言ってました。