スティーブン・ピンカーの「思考する言語」を読み始めました。

スティーブン・ピンカーはハーバード大の認知心理学者です。日本語にもかなり訳されているのでご存じの方も多いかと思いますが、私自身は著作を読んだことがなく、たまたま著作を図書館で見つけたので、借りてみました。

 

  • スティーブン・ピンカー(著)幾島幸子,桜内篤子(訳)思考する言語,NHK ブックス, 東京,2007

まだ2章の途中までしか読んでいませんが、2章では動詞構文の分析を通して人間の思考について探ろうとしていました。

例えば、英語で同じ意味の以下の2つの文を作ることができます。(p. 78)

  • Jared sprayed water on the roses (ジャレッドはバラに水を吹きかけた)
  • Jared sprayed the roses with water.

ただ、このルールが何にでもあてはまるというわけではなく、例外もあります。

  • Tex nailed posters onto the board (テックスはポスターを板にくぎで打ちつけた)(p. 80)
  • *Tex nailed the board with posters (←この文は非文です)

子どもは、こういった例外を、すべて耳にしたわけでも、教えられたわけでもないのに、自然に学んでいきます。

これがどうしてなのかというのを、人々の持つ思考の基本となる概念を基に説明しようとしていました。