ニューカレドニアの言語政策・言語イデオロギーなどに関するSallabankの講演を視聴しました。

言語イデオロギーについてちょっと調べようと思っていたら、以下の動画を見つけたので、視聴してみました。

  • Julia Sallabank. Language ideologies, practices and policies in New Caledonia. 10 December 2013. SOAS, University of London


Sallabank自身が行ったフィールドワークに基づき、ニューカレドニアの言語政策などについて紹介していました。

ニューカレドニアはフランスの海外領土で、教育は基本すべてフランス語ということもあり、少数言語の保持はなかなか難しいようですね。

また、バヌアツのビスラマ語のように、フランス語や英語とメラネシア系言語が混ざった、クレオール言語が発展する地域もありますが、ニューカレドニアの場合は、こういったクレオール言語も存在していないといわれているようです。

講演者のSallabankは、危機に瀕する言語(Endangered Languages)で以下のような本も共著で出版しているようです。

  • Austin, P. K., & Sallabank, J. (Eds.). (2011). The Cambridge handbook of endangered languages. Cambridge University Press. Chicago