Translanguagingの教授法などを紹介している本について

Translanguagingについての過去記事紹介

Translanguagingについては以下の記事をご覧ください。

Translanguagingとは何か?Bilingualismとの違いは?

このTranslanguagingをクラスで実践するには課題が多くあるようです。(詳しくは以下の記事もご覧ください)

CanagarajahのTranslanguagingの理論・実践上の課題を提起した論文を読みました。

Translanguagingとそのクラス実践についての本

  • Translanguaging with multilingual students: Learning from classroom moments, Edited by O. García & T. Kleyn, New York, NY: Routledge, 2016

Translanguagingを使ったクラスでの実践研究も増えているようで、そのうちの一つが上記の本です。この本では理論背景を述べた後、CUNY-NYSIEBというプロジェクトを通して行われた、クラス内のTranslanguagingについて報告しています。

なお、CUNY-NYSIEBとは、The City University of New York・New York State Initiative on Emergent Bilingualsの略で、ニューヨーク市立大学のResearch Institute for the Study of Language in Urban Society (RISLUS)とUrban Education博士課程プログラムとが共同で行ったプロジェクトだそうです。

Translanguagingの研究第一人者であるOfelia Garcíaもこのプロジェクトに携わっています。

 

CUNY-NYSIEBのオフィシャルサイト

 

このページでは教師へのTranslanguging Guideなども紹介されているので、もしTranslanguagingの実践に興味がある人には教室活動のヒントなどがあるかもしれません。