20年ぶりにGassの「Input, interaction, and the second language learner」の第2版が出版されたようです。

Susan M. Gassの「Input, interaction, and the second language learner」

Gassの1997年に発売された以下の本の第2版が発売されたようです。

  • Gass, Susan M. Input, interaction, and the second language learner. Routledge, 2017.

この本は第二言語習得関連の入門書などでよく紹介されています。特に、言語習得におけるインタラクションの重要性を述べたところが評価されているようです。

 

インプット・インタラクションの重要性

この前の記事にも書きましたがKrashenは、理解可能なインプット(comprehensible input)が言語習得に重要と述べました。

第二言語学習理論と教授法③:クラッシェンの5つの仮説とその批判

Gassは、話し手側に注目した理解可能なインプット(comprehensible input)ではなくて、そのインプットを受ける学習者に注目し、実際に学習者に理解されたインプット(comprehended input)の重要性を述べています。

また、ただ、インプットを受けるだけでなく、実際にそれを使用するという、インタラクションの大切さも強調しています。