「日本語誤用辞典」(スリーエーネットワーク)について

日本語誤用辞典

  • 市川保子編(2010) 日本語誤用辞典. スリーエーネットワーク.

日本語誤用辞典を購入しました。

学習者の誤用をもとに、指導のポイントなどを記載した時点です。

見出し項目数170項目、学習者の誤用の例文2720とのことです。

 

内容

項目としては「わけだ」「らしい」「そうだ」などのモダリティ項目や、指示詞、「そして」「そのうえ」などの接続詞、「やっと」「たぶん」「たくさん」などの副詞などがありました。

各項目に誤用の例文が誤用の種類ごとに複数掲載されていて、誤用の解説があった後、最後には指導のポイントが掲載されていました。

誤用の例文を読んでいると、少なくとも私の中では文脈がないと、これは誤用なのかな?と思うようなものもありましたが(何を誤用と思うかは個人差があるのだと思います)、こうやって学習者が実際に作成した例文が並べられているのは役に立ちそうです。

もしその文法・語彙を教えることがあれば、そのときにこれを先に読んで、間違えやすいポイントを整理してからいくといいのではと思いました。