「さらに」と「さらには」の違いについて

「さらに」と「さらには」の違い

「さらに」と「さらには」の違いについて調べてみました。特に参考にした本などはありません。

 

「さらには」の意味

「さらには」は、「その上」「加えて」という意味です。

以下のような例文があります。

  • 家族、友人、さらに同僚にも悩みを聞いてもらった。
  • このおもちゃは、親子でのコミュニケーションが促進され、さらには子どもの知育にも役立ちます。

上の文のように、名詞をつなげる(「家族」・「友人」・「同僚」)場合と、(「親子でのコミュニケーションを促進する」「子どもの知育にも役立つ」)をつなげる場合があります。

 

「さらに」の意味

「さらに」も「その上」「加えて」というような意味もあり、上記の「さらには」の文は、「さらに」に置き換えることができます。

  • 家族、友人、さらに同僚にも悩みを聞いてもらった。
  • このおもちゃは、親子でのコミュニケーションが促進され、さらに子どもの知育にも役立ちます。

 

「さらに」は、「もっと、ますます、一層」という意味もあり、この場合「さらには」は使えません。

  • 台風が近づくにつれて、風はさらに(×さらには)強くなった。
  • この店は今後さらに(×さらには)人気がでると思う。

 

「さらに」は「まず」「次に」「さらに」と順序だてて物事をいうときにもよく使われます。

この場合「さらには」を使うこともできると思いますが、「さらに」が使われることが多いように思います。

  • まず、現在の日本の医療制度について説明する。 次に、医療制度の問題について検討する。さらに、他の国の医療制度とも比較したい。
  • 調査の結果、スマホの使用について〇〇という結果が見られた。さらに、男女差を調べてみると、次のような結果が出た。

 

まとめ

「さらに」「さらには」のどちらも「加えて」「その上」という意味があります。

「さらに」の場合は、それ以外にも「もっと、ますます、一層」という意味がありますが、そのときに「さらには」は使えないようです。