ラーニング・ジャーナルをクラスで使うときに参考になるかもしれないMoon(1999)の本についてです。

言語のクラスでは、クラス内外での学習の記録をまとめた「ポートフォリオ」を学生に作らせ、自分の学習プロセスをモニターさせたり、評価方法の1つとして利用したりすることが結構流行っているように思います。私の知り合いでもポートフォリオをクラスに取り入れている人が何人かいます。

それと関連して、自分の学習を振り返るラーニング・ジャーナル(学習日記)(ラーニング・ダイアリーと呼ばれることも多いですが)を学生に課す教師もいるようです。ただ「学習日記を書け」と言っても、学生も混乱してしまうでしょうし、教師の側も学習日記をもらったところでどう評価・フィードバックすればいいかもわからなくなってしまいそうです。

そこでラーニング・ジャーナルを使ってどんなことができるのか、どう導入・評価すればいいのかを考えるときに参考になりそうなのが以下の本です。

  • Moon, Jennifer A. Learning journals: A handbook for reflective practice and professional development. Routledge, 2006.

私の手元にあるのは1999年度版でタイトルも若干違うので内容も変わっているかもしれませんが・・・。まだパラパラしか読んでいませんが、語学などの分野に限らず教育一般でのラーニング・ジャーナルについて書いています。時間があるときに読もうと思っています。