大津 由紀雄(編)の「ことばの宇宙への旅立ち〈2〉10代からの言語学」を読みました。

  • 大津 由紀雄(編)(2008) ことばの宇宙への旅立ち〈2〉10代からの言語学. ひつじ書房

上記の本を読みました。

これは中学・高校生向けに書かれたものです。3冊シリーズで出ているようですが、私が読んだ第2巻では、日本で著名な言語学者4人(大津由紀雄、酒井邦嘉日比谷潤子、池上嘉彦)がなぜ自分が言語学を研究するようになったかという経緯や、自分の研究内容、言語学の面白さなどが記載されていました。

この本は実際は各言語学者に2時間ほどインタビューをし、それを書き起こしてまとめた上で、ひとりひとりにチェックしてもらうという方法をとったそうです。そのせいか、全体的に読者に語りかけるように書かれていて、読みやすいです(研究内容のところは中・高校生には多少難しいところもあるかもしれません)。

個人的には、著書・論文を通してか、「先生」としてしか触れ合うことのない方々のひとりひとりの個人的な生い立ちのようなものを垣間見れて、興味深かったです。