「って」と「んだって」の違いについて

「って」について

「〜って」というのは口語的表現で、伝聞・主題・引用・強調など様々な意味があります。

このうち、文末で使われる「～って」というのは、親しい間柄の会話で使われます。

意味としては、「～と言っていた」「～と聞いた」「～だそうだ」という伝聞・引用の意味になります。

「って」と「んだって」について

では、「～って」と「～んだって」の違いをみてみます。

違いはわかりにくく、あまり区別していない教科書なども多いようです。

ただ、日本語文法演習 話し手の気持ちを表す表現―モダリティ・終助詞 上級のp.62によると以下のような違いがあるようです。

「って」のほうは「（山田さんが）～と言っていた」「（山田さんから）～と聞いた」という引用の意味と考えられます。

「～んだって」のほうは、「（山田さん/誰かが）～と言っていた」「（山田さん/誰かから）～と聞いた」という引用・伝聞の意味になるということのようです。

まとめ

個人的には「って」も間接的に聞いた意見（伝聞）でも使える気がします。

ただ、「って」のほうが、直接聞いたときに使われやすいということかなと思います。