セックス、ジェンダー、セクシュアリティの用語について調べてみました。

この前から、ことば、ジェンダー、セクシュアリティについての本を読んでいます。

  • Ehrlich, Susan, Miriam Meyerhoff, and Janet Holmes, eds. The handbook of language, gender, and sexuality. John Wiley & Sons, 2014.

ただ、そもそも「セクシュアリティ」ってどういう意味なんだろう・・・と用語がよくわからなくなってきたので、少し調べてみました。

参考にしたのは、中村桃子の以下の論文です。

  • 中村桃子. “ことばとセクシュアリティ: 日本語研究への招待 (特集 セクシュアリティ, 権力, 撹乱).” ことばと社会: 多言語社会研究 16 (2014): 32-56.
セックスとジェンダー
  • セックス-生物学的性別
  • ジェンダー-「男らしさ」「女らしさ」のような社会文化的役割

ジェンダーという概念が出てくる前は、人間の性は生物学的性別(セックス)で理解されることが多く、男らしさ、女らしさというのは生まれつき決まっているものと理解されていました。

これらが社会的にあてがわれていると考えたのがジェンダーという概念だそうです。(中村 2014, p.33)

 

セクシュアリティ
  • セクシュアリティ-性的アイデンティティ(異性愛者・同性愛者などの性に関する自認)、性的実践、性的欲望を含む包括的概念(中村 2014, p.34)

上記のように中村は捉えていました。

「性」に関する自己認識や指向、行動を「セクシュアリティ」と呼ぶのかなと思いました。

このような「セクシュアリティ」は「私的」で「自然」なもので個人の内面の問題と思われていたようですが、1970年代から1980年の急進派フェミニズムがこういったセクシュアリティも社会的に構築された政治的側面もあると指摘したそうです。(中村 2014, p.34)

中村(p.33)も指摘していましたが、日本語では「セクシュアリティ」ってあまりなじみのない言葉ですね・・・。おそらく英語環境で育った人には、感覚でわかる言葉なのかもしれませんが、私のように英語を第二言語で学ぶ人にとっては理解しづらいです。日本語学習者が、日本語で「色」とか「情」とかいう言葉に(おそらく)なじみがなく、理解しづらいのと同じ感覚なのかなと思います。

 



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