- 2021年3月9日
言語学における有標・無標とは何か・有標性について
有標・無標 言語学で有標(marked)・無標(unmarked)という概念をよく使います。この有標・無標の概念のことを有標性(markedness)ということもあります。 有標・無標については捉え方 […]
有標・無標 言語学で有標(marked)・無標(unmarked)という概念をよく使います。この有標・無標の概念のことを有標性(markedness)ということもあります。 有標・無標については捉え方 […]
エティック(etic)とエミック(emic)とは エティックと、エミック(イーミックと表記されることもあります)は、言語学や文化人類学で使われる用語です。 言語学者のケネス・リー・パイク(Kennet […]
内包(intension)と外延(extension)とは 内包と外延は意味論で使われる概念です。もとは論理学の用語で、語の意味をいくつかの要素に分けて考えるときによく使われます。 定義は以下のように […]
ムードとモダリティ ムードとモダリティはどちらも話し手の心的態度を表すものです。 研究者によって分類方法や定義は違うのですが、以下のように言われることが多いと思います。 ムードー文法的範 […]
音声学と音韻論の違い 音声学(phonetics)と音韻論(phonology)は、どちらも「音声」を扱うということで似ているのですが、以下のような違いがあります。 音声学:言語音の諸特徴を記述する […]
参考にした本 音声学とその分野について紹介したいと思います。 今回の記事を書くときに、以下の本を参考にしています。 川原繁人(2015)音とことばのふしぎな世界: メイド声から英語の達人 […]
音象徴とは 音象徴は英語ではsound symbolismになりますが、これは「音から意味の連想が直接起きる現象」(川原2015 p.6)のことを言います。 takete/malumaとbouba/k […]
レジスターとは レジスター(register)は言語使用域とも訳されます。 このレジスターは選択体系機能言語学(Systemic Functional Linguistics)で使われる用語で、簡単に […]
規範文法とは 規範文法(prescriptive grammar)とは、「規範」という言葉でもわかるように「言語はこうあるべき」という考え方に基づく文法です。 学校で学ぶ文法規則などは規 […]
音素とは 日本語では「ばびぶべぼ」の/b/の音と、「ぱぴぷぺぽ」の/p/の音は違うと認識します。 パン[pan]とバン[ban]とは違う意味になります。 このように意味の違いに関わる最小の音声的な単位 […]