女ことばに関するInoue (2006)の本を読んでみたいです。

女ことばの研究といえば、この前紹介した中村編(2010)、中村(2007)などがあるかと思いますが、英語では以下のような本も出ているようです。

  • Inoue, Miyako. Vicarious language: Gender and linguistic modernity in Japan. Univ of California Press, 2006.

 

著者のInoueはスタンフォード大学人類学部の准教授のようです。

タイトルある「vicarious」というのは「他人の経験を想像して感じる」とか「他人の身になって感じる」という意味なので、女ことばは、実生活ではあまり使われていないけれど、フィクションのキャラクターの経験を通して感じるものだということなのかなと思います。

まだ著書は読んだことはないのですが、時間があれば読んでみたいと思います。