Gumperz (1982)のContextualization Cues(コンテクスト化の合図)について

Gumperzについて

Gumperz (1982)のDiscourse strategiesはディスコース研究などでは頻繁に引用されている本の1つです。

昔読んだのですが記憶が薄れているのでメモしておきます。

  • Gumperz, John J. “Discourse strategies: Studies in interactional sociolinguistics 1.” Nev York. Cambridge University (1982).

 

IndexicalityとContextualization cues

この本でよく引用されるのが「contextualization cues」という概念で、これは前にOchsの論文でもあったindexicalityとも関係しています。

indexicality(指標性)というのは、雨雲を見たら「もうすぐ雨が降るんだな」と思ったり、欠伸をしている人を見たら「眠いんだな」と思ったり、ある1つの現象が別の現象を指し示すということです。こういった指標性は、言語も同じで、「敬語」を使えばよく「丁寧・尊敬の態度」が指し示される場合が多いことなどがそれにあたります。

Indexicalityについては詳しくはこちらをご覧ください。

Indexicality(指標性)とは何か

Gumperzは「contextualization cues(コンテクスト化の合図)」という疑念を使って、ある語彙や文法といった言語的要素や、声の調子などの非言語要素のものが、あるコンテクスト(状況・文脈)を理解するための手がかりになると言っています。こういった手がかりになる言語・非言語的要素を「contexualization cues」と言っています。

 

例えば、相手がきつい調子で話していると、それを手掛かりに、「あ、怒っているんだな」という相手の立ち位置がわかることがあります。例えば5人ぐらいがスーツを着て敬語で話していると、「スーツ」や「敬語」などが「フォーマルな場面なのかな」などと考える手がかりになります。

また、Gumperzが引用しているのが、有名なGoffmanのframe/footingについてです。

それについてはこちらの記事をご覧ください。

とても有名なGoffman(1974)のフレームとフッティングについてです。原文は読んでいないので受け売りですが・・・。



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