文化間コミュニケーションにおける文化と言語についての論文を読みました。

言語・文化に関する論文について

言語と文化はどう関係しているのか(そもそも言語・文化をどう定義するのか)という点はよく議論されていますが、今日も言語・文化に関する論文について読んでみました。

 

この前の記事と関連しているところもあったので、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

英語教育における言語・文化に関するKramsch & Zhu (2016)の論文を読みました。

 

Baker の論文

今日読んだ本はこれです。リンガフランカとしての英語における文化の問題について扱った本に収録されていました。

  • Baker, W. (2016). Culture and language in intercultural communication, English as a lingua franca and English language teaching: points of convergence and conflict In P. Holmes & F. Dervin (Eds.), The cultural and intercultural dimensions of English as a lingua franca (pp. 70-89). Bristol: Multilingual Matters.

言語と文化は関連しているといわれますが、この論文では、「英語」が「アングロサクソン文化」に結びつけられないことを指摘し、文化というのは、何らかの言語と結び付けられるものではなく、コミュニケーションの中で偶発的に生まれてくると考えたほうがいいのではといっていました。

もちろん会話の中で文化的カテゴリー(「アメリカ」「イギリス文化」など)が使われることがありますが、それもあくまでコミュニケーションの中で出現するもので、コミュニケーションの前にどの文化カテゴリーが使われるかは予測できるものではないといっています。(会話の相手・場によってどの文化的カテゴリーを使うかは変わってきます。)

また、コミュニケーションにおいては、文化的カテゴリーがどう使われているのか、なぜ使われているのかを常に問いかけなければならないといっていました。



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