VanPattenのインプット処理モデル(Input Processing Model)についての備忘録

VanPattenは第二言語習得におけるインプット処理について研究をしています。

  • VanPatten, Bill. “Input processing in adult SLA.” Theories in second language acquisition: An introduction (2007): 115-135.

VanPattenは、学習者はその学習言語を処理するときに、効率的に処理するために、様々なストラテジーをとるといっています。

ストラテジーの例としては、「内容語と非内容語に分けて内容語から先に処理する(The Primacy of Content Words Principle)」や、「文法形式よりも語彙項目を先に処理する(The Lexical Preference Principle)」などがあるそうです(10個挙げてました)。

なので、クラスで学習者を指導する際には学習者が誤って処理してしまいやすい文や、学習者が見落としがちな文法項目に学習者を着目させることも必要になるかと思います。