「ものですから」「んです」「ですから」の違いについて

「ものですから」「んです」「ですから/からです」

以下の理由を説明する文脈での「ものですから」「んです」「ですから/からです」の違いについて調べてみました。

  • 遅刻して、すみません。道が混んでいたものですから。
  • 遅刻して、すみません。道が混んでいたんです。
  • 遅刻して、すみません。道が混んでいましたから。

 

参考サイト

参考にしたのは、以下のページです。詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

「ものですから」「んです」「ですから/からです」の違い
  • 「ですから」というのは単に理由を説明していると考えられるようです。
  • 「ものですから」は、理由を説明するだけではなく、「だから仕方ないのだ」というような「言い訳」「弁解・弁明」が含まれるようです。

「もの」というのは、「人の性格は変わらないものだ」という文のように、『客観的で、人間が感覚によってとらえることができる、一般的、普遍的な「真理・現象・規則・習慣」などを表すことが多い』(市川(2012))そうです。上の文の場合だと、単に理由をいうだけではなく、「道が混んでいると、普通は遅刻してしまう」という一般的な現象を説明するような意味合いが出てきて、「だから仕方ないのだ」という言い訳っぽい言い方になるということなのかなと思います。なんとなくわかったようなわからないようなですが・・・。。

ちなみに「~ものですから」は弁解・弁明を表すので、文末に命令・誘い・依頼などの表現はダメだそうです。例えば、「うるさいものだから、静かにしてください」などは言わないそうです(市川(2012))。

「ものだ」は中級の文法で出てきますが、「わけだ」と並んで、実際に使えるようになるのは難しいかなという印象です・・。うまく教えられるようになりたいものです。

  •  「んです」は「事情説明」の意味があり(市川(2010))、「ものですから」や「ですから」より、もっと相手に「もっと聞いてほしい」「理由を説明させてください」と働きかける役割があるのかなと思います。

注:以上はあくまで私個人が学習者に回答するときのための備忘録用で、先行研究を網羅したものではまったくないので、ご注意ください。

 

その他の参考書

市川は前も紹介しましたが、以下のような参考書も出版しています。

  • 市川保子. 初級日本語文法と教え方のポイント. スリーエーネットワーク, 2005.
  • 市川保子. 中級日本語文法と敎え方のポイント. スリーエーネットワーク, 2007.



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