関連性理論(Relevance Theory)について少し調べてみました①

Sperber and Wilson (1986/1995)が提唱した関連性理論について少し調べてみました。(原文に当たったわけではありませんので、あくまでメモです。)

  • Sperber, Dan and Deirdre Wilson (1986/1995) Relevance: Communication and Cognition, Blackwell.

関連性理論はコミュニケーションの理論の一つで、日本語でもかなり多くの文献が出ているようです。
私が参考にしたのは以下の文献です。

  • 東森勲,吉村あき子(著)(2002)「関連性理論の新展開」研究社

関連性理論は、コミュニケーションというのは、話し手が自らの話したい内容を聞き手に言語で示し、それを聞き手が解読・復元するといういわゆるコードモデル(code model)ではなく、話し手の発話の意図を聞き手が文脈などを基に推論し、意味を復元するという「推論モデル(inference model)」に基づくものだそうです。(東森・吉村 2002, p. 11)

つまり、コミュニケーションはただの情報の伝達・受領ではなくて、話し手の意図についての聞き手の「推論」が入るという前提で議論を進めているようです。

なので、関連性理論の研究では、主に話し手が伝えようとした意図・内容を、どう聞き手が解釈し、理解するのか、そのプロセスなどが研究対象になるようですね。

長くなりそうなのでまた次回に続きます。



Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*