ピアジェ(Piaget)とヴィゴツキー(Vygotsky)の違いについて調べてみました。

ピアジェについて

この前の社会文化理論に関する記事(詳しくはこちら)でちらっとでてきたヴィゴツキーですが、ヴィゴツキーとよくセットででてくるのが1900年代に活躍したスイスの心理学者ピアジェ(Piaget)で、名前は聞くけれどあまり意識せずにいたため、ちょっと調べてみました。ピアジェについては下記をはじめいろいろな本が日本語で出版されているみたいです。

  • Piaget, J. (2007). ピアジェに学ぶ認知発達の科学 (中垣 啓, 訳). 北大路書房.

 

参考サイト

主に参考にしたのは以下のサイトです。諏訪東京理科大学の小坂教授の学内ゼミ用の資料だそうです。むしろこちらのほうが分かりやすく説明してあるので詳しく知りたい人はそちらをご覧ください。

小坂「教育と社会的構成主義」(http://kosaka.la.coocan.jp/construct.htm)アクセス日:2019年7月9日

 

ピアジェとヴィゴツキーの違い

大きな違いはピアジェが個々人の認知発達に注目するのに対し、ヴィゴツキーは学習に影響を及ぼす社会的要因に注目していることのようです。個人の頭の中に注目しているか、社会的要因に注目しているかというところが大きな違いのようです。

ピアジェは思考発達段階説を提示し、子供の発達を4段階に分けて説明しています。年齢に応じて新しい構造が形成され、認知的に発展していくといっています。

それに対して、ヴィゴツキーのほうは、前回記事にも少し説明しましたが、個人が社会とどう関わり、その中でどう学んでいくかということに注目しているそうです。
ピアジェの方を「構成主義」というのに対し、ヴィゴツキーの方は「社会構成主義」と言われるようです。

  • 柴田義松(2006)『ヴィゴツキー入門』寺子屋新書

 

ヴィゴツキーについてはこちらの記事もご覧ください。

【Lantolf and Pavlenko(2008)の論文】社会文化理論(socio-cultural theory)と発達の最近接領域(zone of proximal development (ZPD))について